十二神将の筆頭で当代最高とされる陰陽師。二つ名は「天将」。陰陽庁長官兼祓魔局局長で、京子の父親。鋼のような意志を滲ませる。
陰陽師の名門倉橋家の陰陽道の社会的地位の向上という悲願を受け継いでいる。裏で「夜光の遺志を継ぐ」双角会を束ねており、呪術界の闇を広げようと画策する。
かつては偏った思想をもたず、泰純とも家同士の交流だけでなく先輩と後輩として良好な関係を築いていた。しかし美代を支え当主
にならなかった父・久輝が死の間際に源司だけを呼び夜光の偉業や倉橋や相馬の歴史、更に父だけが知る秘密の書庫の鍵を渡したことが彼の人生を大きく変えてしまう。秘密の書庫に籠った後は父の意図を完全に履き違え、平将門の降臨に伴う陰陽師の名門倉橋家の陰陽道の社会的地位の向上という悲願にとりつかれてしまう。
過去二回の震災テロという予行演習を経た三度目の震災テロを計画していると見せかけ、実はかつて夜光が相馬の依頼を受けて行い失敗した『天胄地府祭』を、天皇ではなく平将門のための儀式を行うことが真の目的であった。美代や京子に対してはかなり昔の時点でまともに相手をするのをやめていたらしく、二人からもまともな家族として認識するのを諦観されている。
土御門夜光の転生であることが確定した春虎に対し、夏目の魂を取り戻すことを対価にかつての夜光のように相馬家と倉橋家の協力の下で陰陽道を発展させる同志となることを要請するが、コンの説得を受けた春虎に拒否される。
表向きは双角会掃討作戦に心を砕いているように振る舞っており、その実態は源司による単なるマッチポンプであることには天海でさえも気付かせないほど慎重に事を進めていた。実際に春虎を捕えるまでほぼ計画通りに進めており、野望達成まであとわずかであった。一方で自身が出した命令の結果を自分自身の目で確認せず部下からの報告のみで良しとする傾向が強く、それが原因で春虎を確保した後は徐々に計画が狂っていく。特に宮地が天海の命を奪うのを躊躇い拘束にとどめたことを知らなかったのは致命的であり、後に天海の脱出に気付かなかったことで春虎たちの本格的な反抗を呼び込んでしまうことになった。更にノーマークだった天馬が陰陽庁に単身侵入し、「鴉羽」の封印を解除するという誰もが想像しない大逆転劇が起きてしまう。この天海と天馬の行動によって春虎の籠絡にも失敗してしまうが、当初は大失態とはいえ長期に渡る計画全体にとっては些事と判断し、深刻には捉えていなかった。しかし、これらの出来事は全ての計画破綻へとつながっていく。続きを表示