表面上は穏やかな世紀が訪れていた。旧世紀末期の国家間の争いはかつてない被害を全世界に与えたが、その結果として国家という枠組みの力が弱まり、それは「世界大戦」といった大規模な争いの現実性を失わせた。人は「都市」と「企業」に新たなる帰属意識を見出し、それは新たなる枠組み、秩序として機能し始めていた。
しかし経済紛争、民族紛争といった種類とは異なる、新たな争いの火種が生まれつつあった。
「能力者
」である主人公・戒は、所属する組織「アシュラム」の任務でG(ガルド)地区のゲリラ掃討作戦に参加する。だがそこで負傷し、帰還できなくなった自分を助けてくれた勇基、明日香たちとの出会いによって自分が属している「アシュラム」の実態を知る。自分たち「能力者」が普通の人々から恐怖と嫌悪の対象として蔑まれ、憎まれているという現実も。そんな戒の葛藤とは無関係に、「アシュラム」はある野望と結託し暴走を開始する。否応無く戒を争いに巻き込みながら…。続きを表示