白金学院3年4組のリーダー的存在。家族は父、母、兄。父は警視庁刑事局長。実家を離れて一人暮らし中。通称「赤獅子の若大将」、大島京太郎と五分の兄弟分で、黒田一家の兄弟組の組員や川村相談役には、黒田一家四代目と見做されている(慎本人は知らない)。クラスで唯一久美子の正体を知る。久美子に惚れており、密かな想いを抱く。
中学時代、青玉高校(超エリート校)に合格していたが、同級生に濡れ衣で暴言を浴びせた担任を殴ったため入学取り消しとなり、また父への反発もあり、髪を赤く染め、白金学院へ入学、家を出る。その後、兄・玲が家出したため、父親に呼び戻され、白金を退学させられそうになるが、久美子の助力や自身の想いを伝えたことで、白金に残ることに。これといってやりたいこともなく、就職しようと思っていたが、「久美子とその大事な人達の幸せのために役に立って生きたい」という夢を見つけ、卒業後は黒田一家を担当する極道弁護士になるため大学(東京大学)進学を志望、終盤で見事合格した。「卒業したら告白する」という公約通りに、最終回で久美子に告白した。実は犬語を喋れるらしい(番外編「ごくけん」より、「富士は人語を喋れるのか」という質問に対する作者の解答)。2007年末発売の『YOU』に掲載された番外編『ごくせん2008』において、久美子と相思相愛となる。また2009年7月発売の『YOU増刊 ごくせん THE BEST』のおまけ4コマ漫画において、久美子との間に子供が2人誕生しているエピソードが紹介された。