ガールズの幼稚園の同級生で家は大金持ち。フルネームはプリンセス・モアバックス。甘やかされて育った為、かなりのワガママで「アタシの望みは何でも叶うことになってるの」と豪語する。ただ、自分に責任がかかりそうになると急に卑屈になる面もある。父親や先生の前ではブリッ子のように振る舞うが、同級生やガールズ、モジョに対しては横柄に振る舞い、使用人にも「さっさと出てけ!」と罵るなど性格は傍若無人そのもの。使用人達にもはぐらかされているが、影では「悪い子」と言われている。ガールズの一員になりたがっているが、それを拒まれたためガールズを逆恨みしており、金にあかせて強力な武器兵器を身につけたり、モジョを買収したりしてガールズを倒そうとするが、その度に返り討ちにあって逮捕される。泣き虫だが、懲りたり反省はしない。『プリンセスはボーイズ?』の回で、ラウディラフボーイズの一員になろうとして逆に馬鹿にされたことからガールズに味方し、ガールズに兵器(ブロッサムには『反物質撒き散らし爆弾』を搭載したF-22のような戦闘機、バブルスにはレーザー砲塔を搭載したモーターボート、バターカップには同じくレーザー砲塔を搭載した戦車)を与え、ボーイズを倒させようとしたが、またしても失敗した。
クリスマス特別長編エピソード「ザ・ファイト・ビフォア・クリスマス(原題:Twas The Fight Before Christmas)」では、「パワーパフガールズにしてもらう」とサンタにお願いするも、聞き入れられるどころか石炭を山ほど送りつけられたため、専用ジェットで北極のサンタ工場に潜入し、“いい子”と“悪い子”のリストを入れ替えることで念願のガールズのスーパーパワーを手に入れて変身するも、あまりの傍若無人振りに遂にサンタを徹底的に怒らせ、パワーを没収されたばかりか「永久悪者記念碑」に名前を刻まれてしまった。
オープニングタイトルの悪者一同の登場シーンにも1カットのみ登場している。ただし、退治された悪者の山の中にはそれらしき人物はいない。ファミリーネームの由来はMore Buckus(もっとお金を)。元ネタはチャーリーとチョコレート工場のベルーカ・ソルトと思われる。一人称は「アタシ」。