ピットの前に現れた、ピットと瓜二つの外見をした存在。真実の魔鏡で作られたピットのコピーで、ブラックピットという名称もパンドーラの命名。だが、生成途中に真実の魔鏡が破壊されたためか、冥府軍の支配を受けなかった。ピットたちからは略して「ブラピ」と呼ばれている(英語版ではピット2号(Pit Two)という意味で「Pittoo」となっている)。服装や翼は黒く、茶髪ではなく黒髪で瞳が赤茶色などが相違点である。声もほぼ同様だが、トーンがやや低い。オリジナルのピットよりも荒々しく攻撃的な性格をしており、一人称も「ボク」ではなく「オレ」となっている。オリジナルのピットとは逆に誰かに使われることが嫌いな性格で、自分を家来として使おうとした冥府軍を毛嫌いしているようでパンドーラ戦やメデューサ戦の序盤にて冥府軍を攻撃していた。パンドーラの魔力を翼に宿したことで飛翔の奇跡を使わずに空を飛ぶことができた。しかし、終盤にて巻き戻しの泉にてパンドーラが羽から離れ復活したためピットと同様飛翔の奇跡なしでは飛べないようになってしまった。初期はピットと闘い決着を付けることに執念を燃やしていたが、混沌の遣いとの戦い辺りから心が通じている所があることが次第にわかっていき、戦友のような間柄となっていく。なお、混沌の遣いとの戦いでの行動(光の戦車を使い、混沌の狭間への裂け目を無理やりこじ開ける等)からもパルテナの事も本心では慕っているようである。22章では、自分を助けるために瀕死となったピットを復活させる為、ピットの代わりに操作をする事になる。マルチプレイモード「天使の降臨」では闇チームの天使を務める。デザインは『大乱闘スマッシュブラザーズX』で登場した黒カラー(桜井曰く「堕天使カラー」)のピットからである。ただし、月桂冠の色がピットと同じ金色(『スマブラX』では黒色)であるなど、若干の変更点がある。のちの、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』でピットとは別のキャラクターとして登場する。モーションはピットとほぼ同じだが、最後の切りふだは別のワザになっている。