カメラマン助手として伊部と共にストリートキッズの取材をした際アッシュと知り合った大学生。アッシュより2歳年上だが、元々目の大きな童顔なのに加え、東洋人であるためアメリカではミドルティーンに見られる。初登場時、ジェンキンス達に「小学生かと思った」と内心で思われ、また後に20歳になってからも、精神衛生センター脱出後に英二を探すアッシュが「20歳になっているはずだが、14,5歳にしか見えない」と英二の特徴を説明している。尚、この時点で身長は「5フィート6,7インチ(約170㎝)と説明されている」。ただし「Fly boy,in the sky」では「187㎝の水野に対して15㎝背が低い」と説明があるため、17歳時点で172㎝が正しいと思われる。
アッシュが信頼し唯一心を許す人物。アッシュの最も大切な存在として敵に狙われることも多く、彼の弱点ともなってしまうが、英二もアッシュを真に理解し救いたいという意思を持ち、その一心から行動を共にする。アッシュとは対照的に明るく穏やかな性格だが、無鉄砲で頑固な面もある。
島根県出雲市出身。実家には両親ときょうだいに妹が一人いる。高校時代はインターハイで2位になるほどの実力を持つ棒高跳の選手であったが、怪我のため跳べなくなった。本作より前に発表された短編「Fly boy,in the sky」に既に登場しており、この時点では島根県在住の高校2年生であった。
本編の最終話から7年後を描いた後日談「光の庭」ではマンハッタンでカメラマンとして独立。その後を描いた「New York sense」では、26歳で永住権を取得、28歳で個展を開催し成功を収め、人気カメラマンとなっている。また英二の写真は「優しさがある」と評論家達の評価を受けている。定期的に個展を開くなどかなりの売れっ子となっている。
英二の容姿のモデルは、俳優の野村宏伸氏。作者がアニメ映画『ボビーに首ったけ』(1985年)でキャラクターデザインを担当した際、ボビー役の声優を務めた野村宏伸氏と雑誌対談したのがきっかけ。『Fly boy,in the sky』(1984年/20巻収録)時点では、英二のモデルは野村宏伸氏ではなかった。