“暴風竜”の異名を持つ“竜種”の末弟。リムルが最初にこの世界に出現したジュラの大森林の洞窟内で最初に言葉を交わした魔物であり、その際は300年前に戦った勇者クロノアによって「無限牢獄」に封印されていた。
封印前は世界中を飛び回って大暴れしており、社会的には「邪竜」と恐れられている。ギィやヴェルザードに殺害されては復活を繰り返しており、姉2人に対しては強い苦手意識を持ち、頭が上がらない。2000年
ほど前にはルミナスの都・夜薔薇宮を破壊しており、ルミナスからは「クソトカゲ」と罵られることもしばしば。あと100年ほどで封印されたまま消滅するはずだったが、リムルに名付けを行ってリムルと苗字を交わしてこの世界で最初のリムルの友達となる。消滅を避ける為にリムルの「胃袋」に「無限牢獄」ごと収納され、約2年後に覚醒魔王になったリムルが「智慧之王」を獲た事で復活を遂げる。しばらくはリムルの家で半ばニート化していたが、後に迷宮の最奥でラスボスを任されると共に、本来の竜の姿で魔素を発散し続けても地上まで影響を及ぼさない居室を作ったことで気軽に過ごせるようになり、カリスを助手として迷宮内の研究所でそれなりに忙しく働いている。リムルの中で得た漫画の知識を参考にして魔素の抑制が可能となるが、ときどき魔素を発散開放しないと暴発してしまう危険性があり、実際迷宮で全力発散させた際には爆風で迷宮が歪みラミリスが身の危険を感じたほど。
竜形態では威厳のある巨大な漆黒のドラゴンの姿であり、リムルの「強化分身」を依代として復活した際は、金髪かつ褐色肌でがっしりとした体格の青年という姿になっている。性格は単純で調子に乗りやすく、思ったことをそのまま口にしてしまうためトラブルに発展することが多く、また非常に好奇心が旺盛で物知り。リムルからは人間好きで寂しがりな所があると認識されており、煽てに弱いので、内心では「チョロゴンさん」と呼ばれている。
風・水・空間の3属性を支配し、現存する“竜種”の中では最大の魔素量を誇る。暴風系魔法“死を呼ぶ風”・“黒き稲妻”・“破滅の嵐”、及び究極能力の効果を上乗せした“黒き破滅の嵐(ルインテンペスト)”を操る。復活後は、リムルの究極能力「暴風之王」の「暴風竜復元」により、彼が無事である限り完全な不死性も獲得し、「ヴェルドラ流闘殺法」なる漫画知識由来の戦闘術や、口から放った「雷嵐咆哮(サンダーストーム)」で空間に干渉する奥義「収束暴風攻撃(ストームブラスト)」を開発している。対象の情報を知るユニークスキル「究明者(シリタガリ)」を持ち、復活後にリムルの覚醒進化に伴い解析系の究極能力「究明之王(ファウスト)」を獲得。帝国との戦争の際、近藤の“神滅弾”に撃たれてルドラに強制支配されるが、駆けつけたリムルにより再度「捕食」されて支配から脱する。この時に、シエルが「能力改変」を行い、「究明之王」は究極能力「混沌之王(ナイアルラトホテップ)」へと進化して、滅ぼすのがほぼ不可能なほどに不死性が向上する。
漫画版の巻末おまけ小説「ヴェルドラのスライム観察日記」では、その巻におけるヴェルドラ視点の感想を知ることができる。リムルの異空間に身を置いているがその魔力を駆使して多少感覚にアクセスできるようになっており、見聞きした情報を共有している(リムルは知らない)。「究明者」を持つ彼でさえ知らなかった自律型スキル「大賢者」によるサポートをリムルが意識的に行っていると思い込んでおり、若干過大評価中。リムルの常識を超えた行いの数々を観察することで、感心したりかつての行いを反省したりしている。また、暇つぶし相手として取り込まれたイフリートを自身のいる亜空間に誘い込んでおり、一緒にリムルの言動を観察したり、記憶の中にある書物(漫画などのサブカルや参考書など)や将棋といったゲームを嗜んでいる。続きを表示