『第4次スーパーロボット大戦』で節目を迎えたDC戦争シリーズと並ぶ、新たなシリーズ内シリーズの第1作として本作は制作された。新規ユーザーの獲得を目指しており、DC戦争シリーズよりもマニアックな部分を減らしスーパーロボット大戦シリーズの入門編的な位置づけとなっている。しかし『スーパーロボット大戦F』の製作を優先させることと、製作ラインの統一を図る目的で続編の開発は中止され、シリーズ化はされなかった。ただし、その流れは後の『スーパーロボット大戦α』に受け継がれている。
DC戦争シリーズでの制作方法が限界をむかえつつある中で新たな方法の模索をしており、今までになかった独自性を打ち出している。なかでも本作最大の特徴は、ロボットがSD(スーパーデフォルメ)ではなくリアルサイズで表現されている点にある。ほかにもDC戦争シリーズに未登場の作品の採用や、フルボイスによる戦闘の実現、カットインシステム、クリア後のおまけステージ、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』に次ぐオリジナル作品『超機大戦SRX』の登場など、新しい試みが多数なされた。