黎明期から活躍するベテランで、60年代半ばから70年代後半まで、多くの作品で少年役、少女役、ヒロイン役を務めた。近年はヒロイン役こそ若手に譲るようになったが、声質は若い時と変わらず、持ち前の声域の広さから、従来の少年役に加え、『銀河英雄伝説』のオルタンス夫人など大人の女性役や、『ARIA The ANIMATION』のグランマなど年配の女性役での出演が多い。池田 昌子などのベテラン同様、「ファンの持つキャラクターのイメージを壊したくない」ということで松尾はTVへの顔出し出演をしたことが全くない。この姿勢は池田以上に謙虚であり、『大胆MAP』では『母をたずねて三千里』のマルコ役として紹介された時に顔出しを拒むような発言があった。アフレコをしている様子を遠目で録るという条件で出演するということで決まったが、その時は後ろ向きでちらっと顔を見せるということも拒んでいる。また、本番組内ではアメデオの声は発泡スチロールでこすり合わせた音であることを明かした。