蒙武の父にして蒙恬・蒙毅の祖父。元々は斉国の人。伍長から昇進を重ねてきた歴戦の将であったが、斉において廉頗よって幾度も敗北させられたことから故郷での出世の道を諦め、息子の蒙武と共に秦へとやってきた。現在は「白老」の名で列国に知れ渡る秦国筆頭将軍。
自ら前線で武勇を示すのではなく本陣で全体の指揮を執り、不利な戦況でも柔和な笑みを崩さずどっしりと構えている。攻城戦を得意とし、戦闘で負傷した部
隊を見舞うよう指示したり、兵卒たちに対しても親愛のこもった檄を飛ばすなど、末端への配慮も欠かさない。常に定石を外さない戦い方から、昌文君には「極めて凡庸な将軍で、強き敵に勝つことは難しいが、弱き相手には絶対に失敗がない」と評された。続きを表示