本作のヒロイン。「湯けむり迷宮」の主人公。ゆらぎ荘の204号室に棲む女子高生の地縛霊。一人称は「私」。享年16歳。11月7日に女将から名前を付けてもらい、その日が誕生日ということになった。白い長髪と赤紫色の瞳が特徴の美少女で、死に装束のひとつである頭部の宝冠(三角布)と浴衣を着用している。身長153センチメートル、体重46.7キログラム、胸囲93センチメートル。正体は天狐白叡が作り出した7体目の天
狐幻流斎で、死後は記憶と本来の力を封じられていた。愛想がよく礼儀正しい性格で、初対面の相手ともすぐに打ち解けることができる。悪霊化することを危惧したコガラシからは特に気づかわれている。辻昇天の洩寛に強制成仏させられそうになったところを救われたことがきっかけで、コガラシに強い信頼と恋心を寄せるようになる。一方で、不可抗力でコガラシに裸身を見られたり触られるとパニックに陥り、ポルターガイスト現象でコガラシをぶっ飛ばしたあとに自己嫌悪に陥ることが多い。透けるも触れるも自由自在(作中語で言う「幽体」「霊体」を使い分けている)。空中を浮遊したり、霊感のない一般人には姿が見えないなど幽霊らしい特性をもつが、人やものに直接触れたり、念力で動かすことは可能であるため、一般人とも筆談を通しての意思の疎通をおこなえる。のちに、こゆずの葉札術で作り出したレプリカの体に憑依することで一般人にも姿が見えるようになるが、特殊な葉札を使うため多用はできない。地縛霊でありながらゆらぎ荘の外でも自由に行動できるが、一度眠ると本人の意思とは無関係にゆらぎ荘に引き戻される。不気味な影の姿で写って怖がられるという理由から、写真撮影を苦手としている。逢牙の襲撃から逃れる途中で、自身の過去を知るため天狐家を訪れたことをきっかけに、かつての記憶と力が復活。コガラシに憑依することで自身の力を貸し与え、白叡に勝利する。戦いのあとは、引き続き現世でコガラシたちと生活することを希望する。続きを表示