アシㇼパの母方の祖母でアイヌの老女。19歳の頃からイコインカㇻマッ(取り上げ女、産婆の意)をしている。アシㇼパからはフチ(おばあちゃん)と呼ばれている。口の周囲に彫った刺青も大きく、コタン一番の実力者で、親族でない谷垣やチカパシからもフチと呼ばれ慕われる。アイヌ語話者で日本語は判らないため、孫たちの通訳を介して和人と会話する。孫娘のアシㇼパを自分の宝と思っている一方で、アイヌの女としての嗜みを身に
つけようとせず、狩猟に精を出している様を嘆き将来を心配している。
孫娘が初めて客人を連れて来たことを喜び、快く和人を迎え入れ、矢毒で息も絶え絶えの谷垣を手厚く看病するなど、人情に厚い性格。アイヌ人としての伝統と因習を重んじているため、大事な孫娘に凶事が振りかかるという占いを信じ込み、床に伏してしまうが、アシㇼパを無事に連れて帰ってくると約束を告げた谷垣に涙し、カムイの加護を捧げ見送る。その後に、鶴見によって捨て子の形で坂本とお銀の子を託され、大切に育てている。
北海道各地のコタンに多くの兄弟姉妹や親族がおり、杉元一味の旅の助けとなっている。
ススポの意味は、「柳の花穂」を意味する。続きを表示