下半身が大蛇で上半身が3対の腕(六臂)を持つ女性の怪異。家屋を跨ぐような強大な体躯に(屋を跨ぐ)、細目に四白眼で蛇のように耳まで裂けた口に長い舌を持つ。かつて西の山の集落を襲い恐怖に陥れた存在で、現代でも山陵の禁足地を侵した者を祟るとして恐れられる。実際に強大な力を持ち、自身の領域を侵した者を祟るものの、理性的で本性は優しい。物怖じしない日向と薫の姉弟に翻弄され、「ダラさん」と呼ばれてなし崩し的に
親しく接する。面倒見が良いうえに押しに弱いところもあり姉弟の突飛なお願いも結局は聞いてしまい二人を甘やかしてしまっている。
生前は双子の姉・椿と共に山神である大蛇「谷跨斑」を討伐した腕の立つ巫女であったが、姉の裏切りによって四肢を切断されて殺され、谷跨斑の胴と繋がって祟り神(怨霊)として蘇ったという経緯を持つ。谷跨斑との意識の奪い合いで、長らく自我のない山神であったが、100年ほど前に谷跨斑の意識を降し、自我を持つようになる。優しいものの祠の呪物を守るという役目のために禁足地を訪れる者に軽度の祟りを掛け、祠を侵す者には容赦しない。
二人と交流するようになって外に出る場合、姿を子供や大人といった感じで使い分けるようになり、子供時は「伽耶乃」、大人時は「ヤマダ」と名乗っている。続きを表示