ミッドランドを統べる国王。家臣と領民を第一とする「尊厳王」と呼ばれる名君で、平民出身のグリフィスら鷹の団を重用していた。常々国王であるという重責を感じており、名君ではあるが「良い個人」にはなりきれてはいなかった。
王女であり実の娘であるシャルロットを愛でているが、グリフィスが娘と姦淫に及んだことを侍女の密告で知らされたため、彼に激しい憎悪を持ち、尋常ではない拷問を命じる。
後、精神が不安定
なままにシャルロットの部屋を訪れ、欲望に突き動かされて実娘を陵辱しかける。しかし激しい拒絶を被った上に一目会うことすらも徹底して拒まれ、何ら生き甲斐の無い最中、心の拠り所を失う。
鷹の団によるグリフィス救出後、当団殲滅に異常な執着を見せ、狂人のような雰囲気を漂わせていた。その為、せっかくの対外戦争終結という好機を迎えながらも国政を戦後復興へと切り替えることなく、数年に渡り国軍の7割を使って鷹の団を探索するなど、国家の安寧を無視した命令を下し続け、これがミッドランド王国の決定的衰退に繋がる一端となった。
疫病が蔓延する中で自身も病に臥し、朦朧とした意識の中で、玉座の前で「光の鷹」にシャルロットを連れ去られる幻影を見、グリフィスへの憎悪と狂気にとらわれることではじめて「玉座」という牢獄から「一人の人間として」開放されることができたと悟りながら崩御。続きを表示