前作『劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』に引き続き、原作者の久保帯人も大まかなプロットができた段階から製作に参加している[3]。シナリオ、オリジナルキャラクターの設定・デザイン・ネーミング、サブタイトルの命名などに関わっており、アフレコ収録にもラストシーンまで立ち会ったという[2]。
久保はサブタイトル「Fade to Black」について、「最初にルキアがみんなの記憶から消えていくという話を聞いた時から、闇の中にいるルキアが、その思い出の中にある一護や護廷十三隊の隊長たちと共に消えていくというイメージが浮かびまして。そこから黒く消えていくという意味のFade to Blackにサブタイトルを決めました」と語っている[2]。また、英語のサブタイトルを考えた後、日本語のサブタイトルも要望されたため、久保はシナリオをじっくりと読み込んでキーワードとなるシーンや言葉を探したという[2]。そして「作品中の幾つかのシーンにある、誰かが名前を呼びかけるということ」、中でも、「一護がルキアの名前を呼ぶ」ことは本作のストーリー上で重要な意味を持っていることに気づき、「君の名を呼ぶ」という言葉をつけたと語っている[2]。
公開前の2008年11月23日にはテレビ東京で特別番組『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ 公開記念 BLEACHナイトスペシャル』が放送され、本作に姉役として参加した平野綾が出演し最新情報を紹介した。番組内ではTVシリーズ第1話、恋次・白哉の初登場回など全3話が再放送された。12月6日にはテレビ東京で特別番組『劇場版最新作公開直前 BLEACH TV』が放送された。また、劇場公開中はプロモーションの一環として、TVシリーズのオープニング・エンディング映像に本作のダイジェスト映像が使用された。