半世紀ほど前の人物で、先の大戦中に現代の陰陽術の礎を築いた稀代の大天才にして「伝説の陰陽師」。生前は大日本帝国軍人であり、復活した陰陽寮においては陰陽頭を務めた。安倍晴明の再来とも称えられたほどの天才陰陽師であり、その比類無き天賦の才を以て廃れつつあった呪術界を復興させ、土御門家を再び繁栄に導き、現代においてもなお彼が遺した功績は計り知れない。しかしながら、何らかの大儀式によって東京に霊災を引き起
こした張本人でもあり、彼の所行により現在の土御門の名は悪名として通っている。土御門家の栄光と衰退を象徴する存在。彼を信奉する者たち(=夜光信者)からはその名前を北極星になぞらえられ、「北辰王」と敬称されている。
既に故人だが、源司や至道などの高位陰陽師の研究により、失敗したと思われた儀式は実際には成功しており、現代に転生を遂げた可能性が極めて高いとされていた。そして、星詠みによって「土御門泰純の息子として転生する」と予知され、その転生は確実なものとなった。長らく、土御門家次期当主の夏目こそがその転生者であると目されていたが、それは現土御門家による偽装工作であり、実際には春虎として転生していた。続きを表示