ベルン国王。『烈火の剣』にも登場する。
専用武器にハルトムートが使っていた神将器エッケザックスを持つ。憎しみや妬みの感情を持ち同族同士であろうと殺し合いを起こす、人間が人間を支配する世界へ絶望しており、かつて先祖が竜との戦いに勝利したことを間違いとして竜へ世界を明け渡し、世界を人の支配から「解放」するべく魔竜の封印を解き大陸の各国へと侵攻、大陸全土を巻き込む戦乱を引き起こした。
元々はベルンの
先王デズモンドとエトルリアの王女ヘレーネの政略結婚により生まれた子供で、日々努力を怠らず武術や勉学に優れた人柄に次期国王として幼い頃より周囲から絶大な期待を寄せられていた。しかし父親からは他の王族や重臣らの手で強引に迫られた政略結婚により生まれた子供であること、さらには父親に似ず卓越した才覚を持つことから母子共々離宮へ追放され王位継承権をも剥奪されるなど憎まれ続けている。父親からは命を狙われ続け、最終的に直接父親から手渡された王位継承の許可とそれまでの贖罪を込めたという、偽りの祝福の杯によって猛毒に侵され、数日間生死の境をさまよったことによりついに父親への深い憎しみを抑えられなくなり、自身の死を装って棺の中より暗殺した。それが引き金となりそれまでの心優しいゼフィールの性格は一転、この事件とその手で肉親を殺した己自身を忌み嫌い、決して人前で笑顔を見せない狂気の解放王となった。
かつて先祖が勝利した千年前の人竜戦役の始まりも、元をたどれば人が竜に襲い掛かったために始まったことであり、人間はどうあっても争う生き物としてその可能性を見限っている。
漫画『覇者の剣』ではエッケザックスと封印の剣を用いた激しい二刀流の剣技を披露している。続きを表示