少女の姿をした、黒帯の付喪神。迷い家にとって最も重要な情報である、今最も力の弱っている土地神、そしてその土地神をさらに弱体化させる方法を掴んでいる。あきとらを現世と異空間にある迷い家とを往来できるよう橋渡しの役目も負っている。現世にももう一人、黒いワンピースを着たあざみがおり、このあざみはあきとらに条件付きで協力している。現世にいる黒いワンピースのあざみは一也に好意を抱いており、一也が他の女の子と
仲良くしていると、怒りで《すそ》が漏れ出し〔あまそぎ〕を発生させる。
その正体は、幼小時の一也が自分専用の〔つぐもも〕として生み出した付喪神。元は蔵の中で眠っていた黒い帯で誕生方法こそ〔あまそぎ〕に近いが、当初は暴走するようなことは無かった。しかし、一也が訓練用の〔あまそぎ〕を作るために「奏歌のワンピース」にすそを集めた際に暴走、ワンピースに宿っていた意識に取り込まれる。訓練の相手として一也が「ぼくを殺せ」と命じていたことで奏歌に取り憑き、奏歌は〔つくもつき〕となってしまう。「おのごろ祭り」のあと、奏歌とともに霞が作り出した3年間の結界に閉じ込められた。続きを表示