星十字騎士団団長を務める、金髪色白の男性滅却師。常にユーハバッハの傍に仕え、後継者候補と目されていた。ユーハバッハから「支配者の仮面」を与えられており、ユーハバッハが眠っている時は彼と自身の能力が逆転し、『全知全能』の能力のうち『未来を視認』する能力を用いる事ができる。
約1000年前には少年の姿をしており、叔父から虐待を受けていた形跡があった。バズビーとは幼馴染みの間柄であり、「ユーゴ」と呼ばれていた。しかしユーハバッハの侵攻で叔父を失い、バズビーとともにユーハバッハへの復讐を志す。当初は鍛錬にも拘わらず弓矢ひとつ作り出せない不全の滅却師とされていたが、実はユーハバッハと同じ「力を分け与える」能力を持っており、その事実をユーハバッハから告げられ『星十字騎士団』に任命され、劣等感に苛まれていた自身の価値を知った事で復讐やバズビーとの友情を捨て、ユーハバッハに忠誠を誓う事となる。
一度目の侵攻ではユーハバッハとともに十三番隊を襲撃し、退却時にはユーハバッハに一矢報いようとする一護の天鎖斬月を両断した。二回目の侵攻では京楽と七緒の前に現れ対峙するが、七緒の鬼道により手が出せないまま帰投命令を受け銀架城に帰還、蒼都とBG9を処刑した。その後はユーハバッハや雨竜とともに霊王宮へ侵入し、霊王宮制圧後は『帝国』を離反したバズビーと交戦し、『聖文字』の能力を使うまでもなく剣だけで勝利した。その後は雨竜の裏切りを看破し交戦、終始圧倒しながらもユーハバッハの『聖別』により命を落とすが、死の間際に雨竜に彼の肉体へのダメージを自身に転移していくよう促し、自分とは異なり友とともに進むことを選んだ雨竜の決断を後押しした後、力尽き死亡した。
小説版『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、ユーハバッハから「全知全能」の能力を預けられていた後、側近の女性に反逆者を含めた生き残りの滅却師の回収と治療を命じていたことが判明した。