ダンジョンを創造した魔術師。褐色の肌に銀髪の小柄なエルフ。時折瞳孔の形が変わることがある。
存在は物語冒頭から示唆されていたが、姿が現れたのはライオスが潜り込んだ「動く絵画」の中。食べ物を求めてうろついていたライオスと出会い、激しく敵意を向けて攻撃する。本来「動く絵画」は過去の出来事の追体験だが、レッドドラゴン討伐後にライオスと出会った際にこのことを覚えていた。
レッドドラゴン討伐とファリン再
生を成し遂げたライオス一行の前に現れる。ライオスたちを「盗賊」「簒奪者」と罵り、ファリンを奪い古代魔術を使用してライオス一行を退ける。オークのゾン族長の妹リドはそのエルフこそが「狂乱の魔術師」だと見做しており、ライオスも直感的にそれを確信していた。
ダンジョンを、自身が強い忠誠心を示している「黄金の国」のデルガル国王のものとしているため、探索する冒険者たちには強い敵意を抱いており、魔物や使い魔を使役してデルガルを探している。特に直接使役している魔物を殺すと現れ、怒りを買って攻撃を受ける羽目になるという。
元々は幼い頃に、エルフの侍従を欲したデルガルの父王に道化として雇われ気に入られ、デルガルとは兄弟のように育つ。当初は幼かったため人間を尊敬していたが、年を重ねるにつれ人間の未熟さや稚拙さに気づき敬意を持てなくなったため、過去の立場を顧みればデルガルの孫・ヤアドも彼の主筋にあたるが、敬語は使わない関係のようである。
かつてデルガルの父王が毒殺された場面に居合わせており、デルガルと黄金の国を守ることに強く執着している。その後、王位に就いたデルガルの薦めで魔術を学び始めたことで頭角を現したが、黒魔術に傾倒したあげく、王国の住民たちに「不死の呪い」を施し、黄金城をダンジョンと化した。続きを表示