
週間第13769位 7HIT
©藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会
キャラクタ概要
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- 名前
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白面の者
- 声優
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林原めぐみ
- 年齢
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- 年齢区分
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- 髪の色
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- 髪の長さ
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- 誕生日
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- 血液型
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- 身長
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- 体重
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- スリーサイズ
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- コメント
- 原初の混沌から陰と陽の気が分離して世界が形成されたとき、わだかまった陰の気より生まれた邪悪の化身。本作品全編を通しての最強にして最大の敵であり、その打倒こそ作中の最終目的となっている。その強さは他のバケモノが束になっても敵わず、恐ろしさは時を超えて語り継がれているほどである。
作中では性別に関しては言及されなかったが、人型の化身や分身、憑りつく対象の人間は必ず女性であり、陰の気より生まれた事など「女性」を想起させる描写が多々ある。
陽の気から生まれたあらゆるものを憎悪し、それらを破壊し、苦しめ、殺すことを無上の喜びとする。最初は実体を持たない気の塊であったが、古代印度で偶々見つけた1人の人間の赤ん坊に寄生し、長年にわたってその人間の怨念や憎悪のエネルギーを吸収する事で、九つの尾を持つ巨大な異形の白狐の姿となった。なお、作中何度か「白面金毛」を始めとし「顔のみ白く体は金である」旨の台詞が存在するにもかかわらず、あらゆるカラー資料で全身白色に塗られている。
身の丈は頭から尾っぽの先まででも数kmにも及び、 口からは吐き出す業火は一つの島を跡形も無く吹き飛ばすほどの威力を持ち、巨大な尾を軽く振っただけで無数の妖を塵芥のように粉砕する。尾の1本1本が違った能力や特性を持ち、本体から離れて分身として行動させる事も可能。単純な力だけでも無敵に近い強さを誇るが、直接手を下すよりも相手の憎悪や猜疑心を利用して自ら破滅に向かうように追い込む謀略を好む。その手口はきわめて巧妙かつ悪質であり、最終決戦に到るまで潮たちを何度も苦しめてきた。また、妖怪や人間が自身に対して抱く負の感情を取り込み力に変える能力があり、恐れや憎しみを伴った攻撃は一切通用しない。唯一の弱点とするのが、器物であるがゆえに恐怖や憎悪の感情を持たない獣の槍である。中国で一度襲撃を受けた際には、最初はその力を侮っていたが、尾を次々と破壊されて次第に追い詰められていき、遂には恐怖の叫び声を上げながら尾のほとんどを失って辛うじて逃げ延びるという屈辱を経験。それ以来、獣の槍を何よりも恐れ憎んでいる。
印度で実体化すると同時に大破壊をもたらし、さらに中国を荒らしまわったあげく日本に上陸するが、そこで人間の陰陽師及び妖怪連合に迎撃され逃亡、国土を支える要の岩に逃げ込み、その後800年の長きに渡り沖縄トラフで歴代のお役目様の結界に封じられることとなった。しかし様々な策謀を巡らせた末、ついに復活を遂げる。
永い年月の中、人間や妖怪の恐怖などを喰らい力を増しており、一度は潮を制して獣の槍を砕き、とらを倒し、人間や妖怪達をことごとく粉砕し、日本列島を蹂躙したが、潮ととらの記憶を取り戻した人間や妖怪達など、力を合わせて戦う人間や妖怪達によって形勢は挽回され、潮ととらとの最終決戦に至ることとなる。白面の心の奥底と尾の内の一本には、その誕生に遡るある複雑な思いがこもっている。
長い戦いの中、復活させた眷属や紅煉らも倒されて次第に押されていき、ついには人間と妖怪の勢力が力を合わせて作った強力な結界の中に閉じ込められるが、それでも全身から放った強力な毒気で内部を満たして妖怪たちが立ち入れないようにし、唯一戦える潮ととらとの"一対一"の決戦に突入。最初は奥の手であった嵐と雷の尾と槍の尾を使って二人を苦しめ、彼らの弱さを嘲笑し勝ち誇る。しかし、その常に見上げる目と最大の武器である雷と槍の尾こそが、陽の存在に対して憎しみのみならず強い嫉妬や恐れを抱いていることの表れであり、その中心である潮ととらを最も恐れていることを指摘され、さらに冥界から駆け付けた流や鏢たちの魂の助力により雷と槍の尾を破壊された。常に陽の存在に憧れ、邪悪で穢れた自身を呪ってきた出自を思い出し、激昂して自らの目を潰すと、槍の気配だけを感知して凄まじい速さの攻撃で二人を圧倒するが、とらが自らを槍に貫かせて気配を絶ったことで二人を見失ってしまう。最後は、潮がとらを貫いて繰り出した渾身の槍の一撃に頭部を貫かれ、続けてとらが放った特大の雷を浴びて粉砕され敗北。最期に白面ではない自身の名を誰かに付けて欲しいと求めながら、残る一本の尾から母親に抱かれる人の赤子の幻が浮かび、完全に消滅した。
モデルは各地に伝承を残している「金毛白面(白面金毛、または金毛玉面とも)九尾の狐」である。殺生石などの、実際の伝承もエピソードに取り込まれている。SFC版ではゲームオーバーの画面に、OVA版ではOPにのみ登場した。また、白面の者のモチーフはTV アニメ『ガンバの冒険』に登場するノロイだと言われることがあるが、藤田本人は「漫画を描く時の最低限の条件で他の作品をモデルにすることはない」として否定している。
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最終更新者:
GINGIN
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