「神蝗盟」の門徒である、蠱惑的な美女。西幽から事あるごとに殤不患と彼の持つ「魔剣目録」を付け狙う。得物は剣「荼蘼螫(だびせき)」。紋章は紫色の蠍。
蠍瓔珞は毒と忍の達人で、人を生者のような肌艶のまま死に至らしめる特殊な毒蠍を持ち、町や城をたやすく陥落させることが出来る凄腕の持ち主である。法術は殤不患より上を行く一方、剣術などの真っ向勝負では及ばないことを心得ており、彼から奪った二振りの魔剣を手に
、搦め手で勝負を仕掛ける。
蠍瓔珞は悪事に手を染めているが、非常に生真面目な人柄である。禍世螟蝗のため粉骨砕身し忠義を示そうとするものの、力及ばぬ局面に多々出くわし、自らの無力感に苛まれる。諦空(テイクウ)からの説法を受けて、手元に残った「妖姫・七殺天凌」だけでも主・禍世螟蝗のもとへ持ち帰ることを決意するが、西幽への帰路を嘯狂狷らに襲撃され絶体絶命となり、ついに魔剣「七殺天凌」を抜いてしまう。以降は魔剣の思うがままに何の罪のない無辜の町の人々を殺しまくる。民を手にかけ続け、忠義も誇りもなくした蠍瓔珞は、せめて最期は武人として殤不患に討たれることを望んだが交戦後、命は救われる。その後、蠍瓔珞は全てを失い、これまでの罪の贖いを兼ねた旅に出ることを考えていたが、新たに「七殺天凌」を手に入れた諦空(テイクウ)改め婁震戒に遭遇し、斬殺される。その後、彼女の遺体は、後からやって来た浪巫謠によって埋葬された。続きを表示