魔宮第八位の魔族。時間と空間を操る魔術を得意とし、自在に魔界と地上を行き来できる。
阿爾貝盧法は照君臨を凌ぐ残虐性を持つ魔族とされ、単純な損得勘定では動かない気分屋でもある。
阿爾貝盧法は旧知の仲である照君臨に人間界への侵略への協力を要請されるが、大した力も持たない人間相手の戦いでは食指が動かない、やる気が出ないことを理由にすげなく断った。しかし魔界に迷い込んだ浪巫謠の歌声を聞いたことで考えを
改め、一転して、照君臨に協力することになる。
さらに、阿爾貝盧法は、殤不患と浪巫謠を2人にとって関係のある別の時空の世界へと連れ去っていく。そして、因果律を超えた選択を浪巫謠に突きつけて苦しめ、阿爾貝盧法が浪巫謠の実の父親であること、浪巫謠の母親の目を潰した魔族でもあるという事を明らかにする。
阿爾貝盧法は人間とは異なる「愛」への感性を持っており、聆莫言と浪巫謠のことも彼なりに愛している様子。しかしその愛の形が「自分を愛する者から自分という闇以外の光を奪う」「母を窮状に追いやったことで息子に強く憎まれる」ことで強い高揚感を得るという類のものであり、愛憎のベクトルが人間と比べると逆転したかのような様相である。
第三期の終盤で浪巫謠を魔界へと招聘するが、その真の目的は魔界の熾烈な闘争へ追い込むことで彼の中に眠る魔族の血を呼び覚まし、魔人へ変貌させていくというものだった。
過去に干渉する外法を極めたことで、不自然なまでに順風満帆な人生と魔道の探求が、未来の自分によって用意された道であり、苦労も何もかもを奪われたと考え、空虚な生を送っている。そのため浪巫謠の苦悩と煩悶をまさしく自分が失ったものだと執着し、彼に歪んだ愛情を注いでいる。続きを表示